森内名人に羽生四冠が挑む名人戦第六局。
3勝2敗の森内名人が、念願の防衛をするか、それとも羽生四冠が押し戻すかの一局。 初日に相矢倉の戦形となり、迎えた本日二日目。 中盤の優位を保った羽生が、一気に寄せきるかと思った図の局面。 私なら、5七銀と絶対に打つだろうと思っていたこの局面で、大長考の羽生が指した手はなんと7三銀! 森内名人の攻めを完全に切らし、一転攻めに転じたと思った矢先に再びの受け。 結局は、森内の頼みの5三のと金を払い、さらに角まで活かしたこの局面。 飛車筋をずらし、7七玉と上がったところ。 攻められないけど攻めれないのでは?と考えていたら、なんと7八桂成から一気に寄せきりました。 私が相矢倉をやると、寄ってると思って寄っておらず、無駄に駒を渡して自玉が詰んじゃうことがよくあるので、この寄せ方は参考になります。 しかし、上の図での5七銀では何がまずかったのか、おおいに感想が気になるところです。 名人位を決める最終局。 すっかり森内が防衛すると思っていただけに、断然注目となりました。 対局日:2005/06/14-15 棋戦:第63期名人戦第6局 手合割:平手 先手:森内俊之名人 後手:羽生善治四冠 ▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲5六歩 △5四歩 ▲4八銀 △4二銀 ▲5八金右 △3二金 ▲7八金 △4一玉 ▲6九玉 △5二金 ▲7七銀 △3三銀 ▲7九角 △3一角 ▲3六歩 △4四歩 ▲6七金右 △7四歩 ▲3七銀 △6四角 ▲6八角 △4三金右 ▲7九玉 △3一玉 ▲8八玉 △2二玉 ▲4六銀 △5三銀 ▲3七桂 △7三角 ▲1六歩 △1四歩 ▲2六歩 △2四銀 ▲3八飛 △9四歩 ▲1八香 △9五歩 ▲6五歩 △8五歩 ▲2五桂 △4二銀 ▲5五歩 △4五歩 ▲同 銀 △5五角 ▲4六歩 △7三角 ▲5六銀 △5五歩 ▲4七銀 △6二角 ▲5九角 △5四金 ▲3五歩 △同 角 ▲3七角 △7一角 ▲5六歩 △3五銀 ▲5五歩 △6五金 ▲1五歩 △同 歩 ▲4五歩 △2四歩 ▲5四歩 △4六歩 ▲同 銀 △2六銀 ▲1九角 △2七銀不成 ▲6八飛 △8六歩 ▲5七銀 △8七歩成 ▲同 金 △6四歩 ▲5六銀 △8六歩 ▲同 金 △8五歩 ▲8七金 △1八銀不成 ▲同 飛 △1六香 ▲6五銀 △1八香成 ▲6四角 △2五歩 ▲2四銀 △8六桂 ▲7九金 △3八飛 ▲6八銀 △3三銀 ▲2三歩 △同 金 ▲同 銀成 △同 玉 ▲5三歩成 △6六歩 ▲同 金 △7三銀 ▲2四歩 △1四玉 ▲5五角 △5三角 ▲6四歩 △3五角 ▲7七玉 △7八桂成 ▲同 金 △8六歩 ▲同 金 △同 飛 ▲4六金 △8七金 ▲同 金 △同 飛成 ▲同 玉 △6八飛成 まで128手で後手の勝ち
by plant_h
| 2005-06-15 23:59
| 将棋
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